千葉マリンが千葉マリンじゃなくなるかも?
2006年02月07日 千葉マリンが千葉マリンじゃなくなるかも?
マリンスタジアムのネーミングライツについて、具体的な記事が出てきました。
この記事内容はたぶん報知の飛ばしが濃厚。
ただ、ネーミングライツそのものについては前々から言われていたことなんで、広告業界とマーケティング業界の狭間で細々と生きている人間の視点で、ひとまず釣られてみるかね。
ロッテ千葉マリンスタジアム命名権買う(報知新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/feb/o20060206_20.htm
基本的に「千葉マリンが千葉ロッテマリーンズの本拠地である」ってこれだけブランディングできている状況で、親会社がネーミングライツを買うメリットが解んない。
NHKが球団名を企業名で呼んでいる以上、球場名まで二重にネーミングする意味がねぇだろ。
↑NHKに企業名呼ばせるのが最大のメリットだと思っているので。
これがこの記事を飛ばしと思った根拠。
例外として、ソフトバンクグループにおける「ヤフージャパンドーム」のように、別ブランドとか、個別商品ベースでのネーミングだったら、大いに意味がある話だけどね。
個別商品ベースであれば、浦和球場を「ロッテ爽スタジアム」にしちゃえば、二軍投手コーチの苗字ごとブランディングが図れちゃうね。
あと、「ロッテ26スタジアム」は、そもそもネーミングセンスなさすぎ。(これ以上ツッコむ気がない)練
立地条件的にも、ドームでないことからも、イベント開催には不向きなんで、クロスイベントによる効果は望めない(料金を上げる根拠にならない)だろうし。
個人的な好き嫌いでは、マリンのドーム化は大反対だけど、スタジアムの資産としてではない価値を考えると複雑だわな。
球場(球団)側のメリット
・広告費収入の増益
クライアント側のメリット
・球場内の飲料を1社で独占販売できるとなれば、その収益だけで、かなりデカいんじゃね?数社でシェアしているところを1社にするってワケで。
・NHKやら各ニュースで、いやがおうにも企業名が呼ばれる。
球場(球団)とクライアント側双方のメリット
写真週刊誌やらジャンクSPORTSなどでも、記事として「球場名物」的に取り上げられたのが、スタジアム内のビールの売り子。
売り子をメディアで取り上げさせる仕掛けで、球場内だけではないクロスメディアマーケティングが可能かも。
親会社に飲料事業があって、競合を考えると現実的じゃないなorz
つーかロッテが競合しない、販促広告宣伝予算いっぱいある業種って何だろ?自動車?家電?
ともあれ、小坂の売却のような、悲しいトレードが2度とおこらん為にも、合併で千葉撤退なんて話が2度と起こらないためにも、どうにかして球団には高利益体質を身につけていただかなくちゃね。
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ひとこと
はじめまして。かもめと申します。
TBありがとうございました。
なんとなく、ファンサービスという言葉を盾にして、なんでもやろうって気がしますねぇ。
投稿者: かもめ | 2006年02月08日 02:41
かもめさん
こちらこそどうもです。ありがとうございました。
ま、この記事は飛ばしだと思うんで、そんな気にしてないです。
ただ、球団自体は年間29億の赤字を垂れ流している会社だし、「千葉マリン」って名前のままで直接利益を生み出すわけでもないし、親会社の援助に頼りきりのフローから脱却する機会にもなりうる話でもあるので、かなり切実な話題ではないかな?と思います。
記事中では「千葉マリン」ブランドと触れられていますが、波及効果がないもの(例えば千葉マリンという名前でないと商品化できないグッズとか)は、ブランドではなく、単なる看板でしかないです。
ここら辺、広告・マーケを知らない記者が書いた記事って気がしますね。
広告・マーケ系の話題については、書き出すと止まらなくなっちゃうんで、とりあえずんな感じで。
投稿者: ボビー飼い主 | 2006年02月08日 08:04