ボビーバレンタインインタビュー＠AOL Career ボビーといっしょに

2006年02月04日ボビーバレンタインインタビュー＠AOL Career

1日から掲載されていましたが、エントリー上げるの忘れてました嶺
AOLキャリアでバレンタイン監督のインタビュー記事が掲載されています。AOL全体で、「大人のバレンタイン」特集が組まれており、その一環ってことなのでしょう。

トップエグゼクティブインタビューボビー・バレンタイン
http://career.aol.co.jp/executives/interview17.html

記事の詳細は、ご覧になっていただくほうが良いとして、かいつまんでの要約と、雑感をば。

31年ぶりの大躍進の要因は果たして何だったか？ チームワークの向上、そのために「選手達のニーズに応じる」こと。 選手に要求するだけでなく、彼らの望みも聞き入れるということか？（今の日本のビジネスマンは、実はアメリカ人よりも野心的な人の割合が多いという例を挙げ）マリーンズの選手たちも、単にユニフォームを着て監督の指示通りにプレーするだけでは、物足りなくなっている。時代が大きく変化して、選手達はより素晴らしい成功を求めるようになっている。若い選手を積極的に起用し、それがチームの躍進の起爆剤になりました。どんな所をチェックして、選手を抜擢するのか？日本の選手は時として失敗を恐れ、無難なプレーをしようとする傾向がある。若い選手達は野球を楽しむ心を持ち、思い切ったいいプレーをすることだけに集中してほしい。その結果、期待通りのパフォーマンスを発揮できなかったとしても、仕方のないこと。大切なのはその理由をしっかりと解明し、修正する。まさにそれこそが、マネージメントを手がける人間の大切な仕事である。 選手を抜擢する反面、レギュラーの座を追われる選手も生まれます。彼らにどのような言葉をかけ、勝利へのモチベーションを維持させたのか？状況に応じてさまざまな選手を使い分けてきたから、ポジションを永久に明け渡すとか奪われるという考え方がありません。街に一つの店しかない時、その店は頑張ろうとしない傾向にある。でも、もしライバルの店があったら、店同士で競い合うはず。つまり、ライバル心が選手達の向上心を煽り、そして個々のパフォーマンスを上げるということ。チーム内にいい競争の場を提供するのも、マネージメント側の人間の大切な役目なんです。

やはりボビーの場合、全体の戦略に重きをおいているという感じですね。ノムさんはその対極で、戦術型の監督ということになるんでしょうが。
昨年のプレーオフで、解説のノムさんがスクイズを主張していた場面で、ボビーは強攻策を取りました。
ノムさんは戦術眼からのスクイズという解答。ボビーは全体の流れから、強攻策と言う解答を導き出しました。
どっちが正解で不正解と言う話ではなく、ともに名将と呼ばれる両監督でも、アプローチによっては、答えが180度変わるという点に、野球の奥深さを見た気がします。

またこのインタビューは、AOLキャリアで掲載されています。スポーツメディアと異なり、野球に関心のないユーザが多数目にするメディアです。
インタビュー内で、簡単なマーケットやビジネスマンの話を例示するあたり、ボビーのビジネス書が売れているとか、ビジネスマン向けの講演依頼が殺到しているというのもうなずけます。